大会

まぼろしの別府大分毎日マラソン

2022-06-05

 2022年5月29日(日)、外出から帰ってきて、ポストを除くと、自分宛ての荷物が届いていた。送り主を見てみると、「別府大分毎日マラソン大会」となっている。自分の中では、今年の別大はすっかり過去のことになっていて、心の中では終わったものとして処理していた。だから、何が送られてきたのか、全く心当たりがなかった。

ポストに投函されていた「別府大分毎日マラソン大会」からの荷物。

 本来なら、今年の別府大分毎日マラソンは、2022年2月6日(日)に開催されることになっていた。しかし、その2週間前の1月21日(金)、大会実行委員会から規模縮小の発表がなされた。公式記録、2時間30分以内でもなければ、大分県在住でもない。自分の中の慣例として、フルマラソンの1ヶ月前からは禁酒をすることになっていたが、今回の禁酒は20日間で終わった。

本大会への出場は、招待選手を含めたカテゴリー1(公認記録2時間30分以内、男子232人)とペースメーカー(男子5人)、IPC(国際パラリンピック委員会)登録のブラインドランナー(男女14人)、大分県在住者(男女292人)の543人に限らせていただきます。

別府大分毎日マラソン公式サイトから抜粋

 コロナ前、最後のフルマラソンは奇しくも2020年2月2日の別府大分毎日マラソン。その時のタイムが、3時間2分33秒。サブ3に届かなかったあの時の無念を晴らし、念願を成就させるならここしかないという意気込みだった。しかも2年ぶりのフルマラソン。当然、練習にも熱が入り、スタートラインにさえ無事に立てれば、サブ3は達成できるという自信はあった。それだけの練習もしてきた自負もあった。しかし、夢の続きは、スタート前に終了してしまった。この年は、海外からのランナー受け入れせず、国内ランナーが比較的走りやすかったという事情はあったが、東京マラソンも当選していた。ただ、こんな調子ならどうせ東京マラソンもないだろうと、毎日吞んだくれていた。結果、東京マラソンは開催され、無事サブ3は達成することになるわけだが、その時はすっかり絶望し、走る気を失っていた。

 そんなこんなの別府大分毎日マラソンから、しかもこんなタイミングで送られた来た荷物だ。今さら開けてみようという気持ちは全く湧かず、しばらく置きっぱなしになっていた。1週間そのままになっていたが、このままだと届いたいたことすら、忘れそうで、まずは何が届いたのか、調べてみた。

 出場をお断りしたランナー及び新型コロナウイルスの感染拡大に伴う事情により大会を欠場されたランナー(計 3,771 人)の皆様には、些少ですが、参加料のうち 3,000 円を返金させていただきます。
 金額については大会要項に則り、大会規模縮小決定までに要した経費(ランナーの皆様のエントリーに関わる経費、参加賞▽プログラム▽ナンバーカードなどの制作費、発着点の仮設テント▽トイレなどの設置キャンセル料、シャトルバスのキャンセル料、新型コロナ対策衛生機器▽用具▽人件費のキャンセル料など)を積算、実行委員会構成団体で協議の上、決定いたしました。
 また、要項に記しておりますが、返金はプリペイドカード(クオカード)とさせていただき、ご登録いただいている住所にお送いたします。代替レースのオンラインイベントにお申し込みいただき、ご参加された選手の皆様には、フィニッシャーズタオルもお送りいたします。5 月中旬以降に皆様のお手元に届くかと存じます。時間を要しますこと、どうか、ご容赦ください。

別府大分毎日マラソン公式サイト:第 70 回記念別府大分毎日マラソン大会参加料の返金について

 参加料の3,000円は理解できた。15,000円のエントリーフィーの内、3,000円分だけは、返ってくる。多少なりとも返ってくるだけでありがたい。しかし、謎なのは「代替レースのオンラインイベント」、「フィニッシャーズタオル」。これが何だったか、きれいさっぱり記憶から抜け落ちていた。メールボックスで「別府大分毎日マラソン」を検索してみると、あった、あった。これか。

クオカードは分かったが、フィニッシャーズタオル?

■オンラインイベントの実施について
オンラインイベントについても、様々なご意見を頂戴いたしました。
日々、厳しいトレーニングを積まれていらっしゃる皆さまにはレースの場こそふさわしい舞台であることも、十分に理解しております。
一方で、オンラインであっても、「第70回として走る場を楽しみにしている」というお声も数多く頂戴いたしました。
今回、出場をお断りしたランナーの皆さま、また出場権はありながらもコロナの感染拡大などのために出場が叶わなかった皆さまには、オンラインイベントを準備させていただきます。
本来、本大会で完走していただいた方にお渡しする予定であったフィニッシャーズタオルを、参加者の中から抽選で2,800名様に進呈させていただきます。
ご参加いただける方はスマートフォンアプリ「TATTA」をご準備の上、ご参加をお願いいたします。

TATTAアプリのダウンロード方法はこちら⇒ https://runnet.jp/smpapp/tatta/

【開催期間】2022年3月10日(木)~3月23日(水)※14日間
【内容】スマートフォンアプリ「TATTA」を利用し、開催期間中に累計42.195km以上を走破する指定距離走破方式。
期間中、参加者は自分が好きな場所で好きな時間に、何回に分けても42.195km以上を走り切れば「完走」とします。
※タイムによる順位付けはいたしません。

詳しい参加手順、注意事項はこちらをご覧ください
https://www.betsudai.com/

別府大分毎日マラソン大会事務局、メール内容から抜粋

 エントリーした覚えも、走り切った覚えもなかったが、14日で42.195㎞以上を走るという条件だ。普段から、STRAVAとTATTAにはデータが自動連係されている。知らぬ間に条件を達成し、知らぬ間にフィニッシャータオルが送られてきたということのようだ。それにしても、雪で中止になったUTMFのフィニッシャーズべストやら、14日で42.195㎞のなんちゃってフィニッシャーズタオルやら、なんとも扱いの困るグッズが増えていく。

  • この記事を書いた人

キタガワ

1976年生まれ。
東京マラソンにあこがれて走り始めた典型的ランナー。
ロード、トレイル問わず、ランニングをこよなく愛する。
好きが高じて、ランニングカルチャーを広めるべく、情報発信も開始。

【PB】
ハーフマラソン
2022年2月 ハイテクハーフ
1:22:14
フルマラソン
2022年3月 東京マラソン
2:58:31
ウルトラマラソン
2022年5月 柴又100K
9:46:10
100マイル
2019年9月 信越五岳
26:29:48

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